減塩食ドットコム

4歳で小児ネフローゼと診断され一旦落ちつきましたが18歳で再発。そして40歳でまた腎疾患と高血圧だと診断された管理人が、減塩食に関する体験談をまとめているサイトです。同じように腎臓病や高血圧で悩んでいる方の参考になる情報をコツコツ更新しています。

筆者の病歴(ネフローゼ)

  • 4歳から小学校高学年(入院数回:プレドニン服用)
  • 18歳でネフローゼ再発(1ヶ月の入院〜数年の通院:プレドニン服用)
  • 40歳で尿タンパク、むくみ、高血圧の診断で治療中(食事療法・運動療法)

今回は尿タンパクが「2+」で、血圧は「下が95」で高血圧と診断されました。全体的にそこまで酷くない症状ですが、医師からは「食事療法」と「運動療法」を徹底するように言われました。

具体的に書くと「一日6グラム以内の塩分に抑える食生活」を徹底して、「軽く汗をかく30分程度の運動」を定期的に続けてくださいと言われました。

減塩食とは?

減塩食とは

この写真には「豚肉のジンギスカン風」「オクラソーセージ大豆ソテー」など4種類のおかずが写っていますが…これで何グラムくらいの塩分だと思いますか?

答えは1.5gです。

このサイトでも紹介している減塩タイプの宅配食などを使うと、一食当たりの塩分をグッと減らし、なおかつ濃い味付けの食事を楽しむ事も可能です。

減塩に関する基本的な事を少しだけ勉強してからだったら、こういう宅配業者をうまく使うのもありだと思います。ただし…無意味に塩分を減らすだけでは健康的な食生活とは言い難いのでしっかりと基本は覚えていきましょう。

日本人は塩分を摂り過ぎ?

減塩

減塩を全く意識しないで生活している日本人は、どれくらいの塩分を摂っていると思いますか?1日あたりの食塩平均摂取量は、男性で11.3グラム、女性で9.6グラムだと2012年に発表されています。

例えば、腎臓病や高血圧で医師から突然「一日あたり塩分6g以下に抑えてください」と言われても…ラーメン一杯食べれば1食6グラム程度の塩分になってしまうので、減塩をスタートしたばかりの方だと、本当に悩んでしまう食生活だと思います。

家庭にある調味料を全て減塩タイプに変更

減塩 調味料

減塩するまで知らなかったんですが…減塩タイプの調味料ってたくさん発売されているんですね。自分が減塩生活になって最初にやったことは『家にある調味料を全て減塩タイプに置き換える』ことでした。醤油は減塩醤油に、ソースも減塩タイプに、ドレッシングや味噌なども全て減塩と書かれた商品に少しずつ変更していきました。

調味料はしっかりと計って使う習慣を

減塩 計量スプーン

しかし、調味料を減塩タイプに変更しても…味が薄いという理由でいつもより多く使ってしまえば意味がありません。

まずは、料理を作るときに「しっかりと計量する習慣」を作りましょう。100円ショップで売っているようなものでもいいので、計量スプーンも用意しておくのがオススメです。大さじ1杯、小さじ1杯、細かく測ることで1日の塩分量を把握できるようになります。

減塩レシピを活用しよう

減塩カレー

実際に減塩タイプの調味料を揃えて減塩食を作ろうと思っても…なかなか美味しく作れないんですよね。最初は減塩レシピ本を買って、次々と作ってみるのがオススメです。一般的に減塩している料理がどれくらいの味付けなのか分かりますし、今まで作っていた料理が濃すぎると思うようになります。

減塩食ドットコムの姉妹サイト「減塩レシピブログ」では、一食2グラム以下の減塩レシピを公開しています。その中でも人気があるレシピへのリンクを貼っておきます。

どれも実際に食べたメニューですが美味しくてオススメです。

継続することが大切。

減塩生活をスタートすると、最初は「味が薄い…もっと濃い味の料理が食べたい」と思います。きっと全員が思うことです。

しかし、続けていれば絶対に慣れます。味付けも、レモンや香辛料などを上手に使えば、塩味に頼らなくても美味しい料理が作れるようになります。

ただし、最初は無理する必要はありません。塩分を減らすというより、食べる量を減らせば必然的に減塩になるので、少しだけおかずを減らしてみるのもオススメです。

自分は減塩することにストイックになりすぎて、精神的に落ち込んでしまったので、少しずつ減塩に慣れていくことが大切だと思います。自分の場合、1日6gの塩分量が最終的な目標でした。

減塩宅配食を上手に使おう

減塩 宅配食

減塩が必要なのは家族ですか?それともあなたですか?

毎日の食生活を減塩に切り替えるのは、家族の理解や協力が必要です。特に料理を担当する方の負担は大きく、減塩食を作ることがストレスになる日もあります。

昔と違い、今は「塩分」や「たんぱく質」をしっかりと計算した冷凍タイプの宅配食が販売されています。

少しでも負担を減らすために、週に1回でも2回でも宅配食を使うのはありだと思います。管理栄養士の方がきちんと計算して作られた減塩タイプのおかずセットは、塩分カットしているとは思えないほどの美味しさです。

もし、あなたが減塩で悩んでいるなら『減塩タイプの宅配食』を試してみるのがオススメです。