腎臓病の治療について。どうして腎臓が悪いと減塩しないといけないのか?

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今回は慢性腎臓病の治療について少し書いていきたいと思います。このサイトで何回も書いていますが自分は腎疾患と高血圧で病院から食事療法と運動療法を勧められ実践しています。基本的に腎臓病の治療にはどんなものがあるのでしょうか?

目次

慢性腎臓病の治療について

慢性腎臓病の治療の基本はコチラの3つです。

  • 食事療法
  • 生活習慣改善
  • 薬物療法

食事療法について

腎臓病 食事

軽度の慢性腎臓病治療の場合、食事、生活習慣の改善が基本になります。腎機能を正常に戻すことが目標です。たんぱく尿やアルブミン、そしてeGFRの数値によって変わりますが、軽度の高血圧と診断された場合は「1日の塩分摂取量を3g以上6g未満に抑えた食生活」が基本になります。これが現在の自分の状況ですね。

次にもう少し病状が悪化している場合は、減塩に加えて、タンパク質の摂取制限、さらにカリウムの摂取制限が食事療法にプラスされます。中等度より低下した腎機能は元に戻りにくいので、さらなる悪化を防ぐ目的でこのような食事療法が基本になります。

生活習慣改善について

腎臓病 生活習慣

次に生活習慣病を改善もしくは治療する事がオススメされます。タバコを吸っている場合は禁煙を、肥満が心配な方はダイエットを、高血圧の方は運動そして減塩などなど…生活習慣を改善する事で腎臓にかかる負担を減らすように心がけます。

自分は高血圧なので、病院から勧められた運動療法は「定期的に30分以上の有酸素運動を軽く汗をかく程度で行う」でした。

これが難しいんですよね。減塩の食事療法だけで手一杯になってしまい定期的に運動するというのが難しい。有酸素運動ですからウォーキングとか自転車とかランニングが一般的におすすめされます。

しかし、あまり激しい運動は高血圧がある場合は逆効果になるので、やっぱりウォーキングが一番かなと思っています。

薬物療法について

腎臓 薬物治療

薬物療法。これは腎臓病の治療や、腎機能の低下を改善するためにお薬を使い治療するという事です。

自分がネフローゼだった時はプレドニンというステロイド薬を使っていました。一度飲み始めると病状が良くなったとしても、一気に薬を切るという事が出来ません。ゆっくり身体が気づかない程度の量を徐々に徐々に減らしていくという方針でした。

たとえば5粒のプレドニンを飲んでいたとして、少し減らそうと診断されれば、4粒半に減らします。プレドニンは半分に割れるようになっていたので、そこをツメやカッターなどで切り、半分の量にして服用します。

これが、小学生くらいの自分には難しかったんですよね。ツメで割れば三分の二くらいの大きさになってしまったり、この指に付いたプレドニンの粉を舐めればとにかく不味い。舌の上に乗せてから錠剤を飲むような薬の飲み方は絶対に出来ないくらい苦いんです。

この薬を小さい頃から飲んでいたので、今でも錠剤の薬を上手に飲めます。自慢にならない事ですが、舌に触れないように錠剤や顆粒の薬を飲むのが得意になっています。

腎臓病の人はどうして塩分を控えるのか?

腎臓病 減塩

今回は1番気になる事を書いていきます。そもそも腎臓が悪い人はなぜ塩分を控えないといけないのか?

  1. 塩分を取り過ぎる
  2. 血液中のナトリウム濃度が高くなる
  3. 血管内に水分が引き込まれ、血液量が増える
  4. 血圧が上がる
  5. 腎臓の血管が傷付く
  6. 腎臓に負担がかかる

これがポイントです。塩分を多く摂取すると血圧が高くなります。これにより腎臓に負担がかかり、、腎機能が低下すると血圧を調整する機能も低下するという悪循環に。これを防ぐためにも減塩が必要になるという事です。先ほどから書いていますが「1日の塩分摂取量は3g以上6g未満が基本」になっています。これが腎臓が悪い人が減塩しないといけない理由です。

以上少し長くなりましたが、慢性腎臓病の治療について。どうして腎臓が悪いと減塩しないといけないのか?をテーマにした記事を書いてみました。それではまた。

腎臓 薬物治療

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