※こちらの記事はSさんが担当した減塩食に関する体験談になります
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妊娠している私が選んだダイエット法は「減塩ダイエット」でした
私は26歳の時に初めての妊娠、出産を経験しました。妊娠前からぽっちゃり体系の食欲旺盛で、妊娠して「つわり」が治まってくると、さらに食欲が増してしまいました。食欲が増えれば体重も増えてしまいます。
先生から「このままだと妊娠高血圧症候群になるよ」と注意を受け、母子手帳に体重注意のハンコを押されてしまいました。絶対子供が欲しかったし、このままだと夫にも申し訳ないと思い、ダイエットを決意しました。
妊娠時のダイエットと通常のダイエットの違い
ただ妊娠中ですので、普通のダイエットのように、サプリメントを飲んだり、スポーツジムに通うような事はできません。食事もお腹の中の赤ちゃんの事を思うと、食べないダイエットはできません。
妊娠中でも安全にダイエットが出来る方法はないのだろうか?そこで着目したのが塩分を控えるダイエット法でした。
塩分を控える事によって、体の余分な水分が抜けて代謝が良くなります。代謝が良くなるとカロリーが消費しやすくなるので、結果的に減量に繋がると聞きました。妊娠高血圧症候群の治療にも減塩が一番だと聞きますし、私にはこれしかないと思い、病院に行った次の日から早速実践しました。
私が実践した減塩ダイエットの方法
私が行った減塩ダイエット方法は、まずとにかく水分を多く摂ります。目安は1日1.5~2㍑くらいです。血中の塩分濃度を薄めて塩分を体外へ排出してくれます。さらに「ほうれん草」や「バナナ」や「アボガド」など、カリウムが多く含まれる食物を意識して多く食べます。カリウムもまた、塩分を排出する働きがあるのです。
そして、普段の食事も減塩を意識したメニューにしました。塩・味噌・醤油は極力控えて、その代わりお酢・昆布やいりこやエビなどの魚介類のだし・にんにくや生姜などの薬味・鶏肉・野菜の旨味などで味の工夫をしました。
それでも味が物足りない時は、通販で無塩・低塩調味料というものを購入して使っていました。高血圧や肝臓病の治療の為の調味料で、ドレッシングやマヨネーズやぽん酢など、50%以上の塩分をカットしてくれる調味料もありました。
減塩生活を初めて1ヶ月、なんとか先生にギリギリ合格をもらう事ができました。
正直、減塩を意識した食事は普通の食事に比べて、物足りなさは感じます。それをいかに少しでも美味しく感じれるように、毎日レシピを考えるのに悩まされました。時々「ポテトチップス思いっきり食べたい」なんて思う事もありました。
ついお醤油ドバッとかけたくなる事もありました。そんな時私が我慢できたのは、やはり夫の存在でした。夫は私の減塩食生活に文句も言わずに付き合ってくれました。
通常のソースやドレッシングやマヨネーズを差し出しても、それらを使う事は一切ありませんでした。健康な夫には必要ないのに「俺も自分の体の為だから」と言ってくれたのです。本当に感謝してます。
それから特に大きな体重増加もなく、減塩と夫のおかげで、無事元気な赤ちゃんを出産する事ができました。
減塩ダイエット〜その後〜
あれから2年、もう極度の減塩はやってませんが、我が家の食事は極力余分な塩分を抑えた薄味になってます。私も夫もあの時の経験によって、素材の味を楽しむという事を覚えたのです。食物には必要以上に調味料を使わなくとも、素材の旨味というものがあります。その素材の旨味を充分に生かした食事作りを、これからも心掛けたいと思います。
管理人の感想
妊娠時の塩分を控えた食生活にする方は多いと聞きますが、むくみが酷くなってから減塩食をスタートする方が多く、体重を落とすために減塩食に切り替える方は珍しいのでは?と感じました。
しかし、自分も減塩食にしてから、むくみが取れた事もあり、体重は確実に減りました。今回の体験談ではカリウムを多く取るという話が出ていますが、腎臓が悪い人は注意が必要なので、同じ様なダイエットは危険だったりします。
出産後は減塩ダイエットというほどの減塩は実践していないと書かれていましたが、その後も薄味で素材のうま味を感じる食生活になったみたいですね。減塩していると本当に素材のうま味を感じる事が出来るので、ダイエットも含めいい事が多いと思います。旦那様も優しくて、減塩生活にはやっぱり家族の支えが必要なんだなぁと再確認した体験談でもありました。