自分は幼少時代と青年期にネフローゼ症候群で入院したり治療したりしていたんですが、当時「CKD」という言葉は当時あまり聞かなかった気がします。最近腎臓病に関して調べると「慢性腎臓病(CKD)」と書かれていることが多く少し調べてみた事や冊子を読んで知った事などをまとめておきます。
腎臓ってどんな働きをしているの?
まず腎臓は腰のあたりに左右対称で2個ある臓器です。腎臓の主な働きは以下の5つ。
- 老廃物を身体から追い出す
- 血圧を調整する
- 血液を作る司令官のような役割
- 体液量、イオンバランスを調整する働き
- 強い骨を作る
慢性腎臓病(CKD)って何?
腎臓の働きが慢性的に低下していく病気のことを「慢性腎臓病(CKD)」といいます。20歳以上の成人の8人に1人くらいの確率で慢性腎臓病の患者さんがいると言われています。予想より多いと多いと感じました。また慢性腎臓病は新たな国民病ともいわれているそうです。
慢性腎臓病と密接な関係にあるのが、、、生活習慣病(高血圧・糖尿病など)です。メタボリックシンドロームとの関連も深く、誰でもかかる可能性がある病気なんです。先ほど書いた腎臓の働きを見てもらうと「身体を正常な状態に保つ重要な役割」を担っているというのが分かりますが、腎臓の機能が低下し続けると、、、さまざまなリスクが発生します。
CKDの初期症状
ネフローゼ症候群の時もそうだったんですが、意外と元気なんですよね。初期の自覚症状などはほとんどないため、、、気づかない間に悪化していたという方も多い病気になります。
CKDが進行すると現れる症状
CKDが進行すると以下の様な症状が現れると言われています。自分の場合は、、、むくみ、倦怠感、くらいでした。
- 夜間尿
- むくみ
- 貧血
- 倦怠感
- 息切れ
これらの症状が全て自覚出来ている時は、、、慢性腎臓病が進行している可能性が高くなるのでいち早く病院で調べてもらうことをオススメします。
生活習慣病と慢性腎臓病について
生活習慣病は慢性腎臓病の危険因子だと言われいますが、メタボリックシンドロームの症状である「高血圧」「高血糖」「脂質異常」などは腎臓の働きを低下させる要因です。
内臓脂肪型肥満にプラスして先ほどの症状が重なると、慢性腎臓病になりやすくなり、さらにここから人工透析が必要な末期腎不全、そして脳卒中や心筋梗塞などにも繋がる可能性も高くなります。
機能が低下した腎臓はもとには戻らない!
これもよく腎臓病のことを調べると書いてあるんですが「機能が低下した腎臓はもとには戻らない」ということです。自分のように腎臓病の人には耳が痛いとうか切なくなる事実です・・・
慢性腎臓病の治療は、生活習慣の改善、食事療法、薬物治療による血圧管理、貧血改善、脂質代謝管理、糖代謝管理、塩分摂取制限などを総合的に行うことが必要です。これらが全て必要じゃない方もいますが、自分は「生活習慣の改善」「食事療法による血圧管理」「塩分摂取制限」などが病院から指導されたポイントになります。
こんな症状があったら腎臓病を疑いましょう
こんな症状が気になったら腎臓病の可能性があるので病院で検査してもらいましょう。
- 健康診断の尿検査で異常を指摘された事がある
- おしっこの色が変だと感じる
- おしっこが泡立っている
- 夜間に何度もトイレに行く
- 顔色が悪いといわれる
- 疲れやすい、疲れが抜けない、息切れが気になる
- 靴や指輪がきつくなった。靴下の跡が酷いなど、むくみを感じる
ここに書かれた症状の一部は、仕事の疲れや体力の衰え、ストレスなどで感じる症状だったりするので分かりにくい部分もありますが、、、自分が病院でよく言われていた事としては「尿がいつまでも泡立っている」という事と「むくみ」を感じたら早めに検査に来てくださいということです。
これを読んで気になった症状がひとつでもあったら、悩む前に病院で検査してくださいね。