噛む力、飲み込む力が弱くなった高齢の家族のためだったり、歯列矯正中で固いものが食べられない方にもオススメの「やわらかダイニング」というネットショップがあるのをご存知でしょうか?
やわらかダイニングは当サイトでも何度かレビューを書いているウェルネスダイニングの姉妹サイトです。以前紹介した時は実際に注文してレビューする事はないと思っていましたが…
父親が高齢になり昨年夏あたりから「箸がうまく使えない状況(レビー小体型認知症)」になってしまったので、力が弱くても食べやすい、そして味付けも美味しく栄養面でもしっかりと考えられた『やわらかダイニング』を試してみました。
やわらかダイニング 実食レビュー
実際に食べているのは父ですが、どんな雰囲気なのか1食分だけ自分も食べてみました。今回紹介するのは「ちょっとやわらかめ宅配食」に入っていた『クリームシチュー弁当』です。
1食あたりの食塩相当量も1.9gになっているので、高血圧などで減塩している高齢者にもオススメです。
500Wの電子レンジで5分ほど温めた状態がこちらです。やわらかダイニングには3段階のレベルが用意されていて、スプーンでつぶせる「ムース食」や、箸でもスッと切れるほど柔らかく飲み込みやさも考えられたタイプもありますが…
こちらは「やわらか食レベル1」で、ほどよい柔らかさの「ちょっとやわらかめ宅配食」になります。
柔らかく食べやすいけど食感はあります
メインの料理はクリームシチューでした。煮込み料理になるので最初からやわらかいイメージなんですが…食材が通常より細かくカットされているのがポイントです。
例えばブロッコリーやジャガイモなどが大きくカットしてあると…箸で持つ力が弱くなった方だと途中で落としてしまう可能性が高くなります。
しかし、これくらい細くカットされていればスプーンでも箸でもとりやすいと思いました。シチューですがドロッとしているので箸でもオッケーでした。
それと「ほどよい柔らかさ」になっているので、食べやすいけど食材の食感を感じる事が出来るのもポイントです。
「豆サラダ」と「一口あじメンチカツ」です。メンチカツは魚のアジを使っているのがポイントです。
お肉を使ったメンチカツに比べると、少しだけ柔らかく感じました。ですから本当に「程よくやわらかめに仕上げられた宅配食」という表現がピッタリです。
こちらは「アスパラとしめじの和風炒め」です。減塩になっていますが全体的に味付けは濃く感じますし、介護食っぽくないので、病院っぽい食事に抵抗がある方でもすんなり受け入れる事が出来ると思います。
実際に食べた父の感想
ここまでは自分が食べてみた感想を書きましたが…実際にうまく箸が使えなくなった父に食べた感想を聞いてみました。
「美味しいけど…やっぱり噛みごたえが足りないかな」
という、何ともやり切れない答えが返ってきました(笑)箸はうまく使えないけど…噛む力はあるので、こういう感想になったと思うんですが…自分としては、食べやすいし途中で食べ物を落とす回数も少なくなるのでオススメだったんですけどね。
とにかく今後病状が悪化すれば…必然的にもう少し柔らかさのレベルを上げた食事じゃないと厳しくなってくると思います。
もちろん…現状維持で過ごしてくれるのが希望です。でも…どうなるかは誰にも分からないんです。それにしても、喜んでもらえると思ったから残念でした。