腎臓の状態を表す検査として自宅でも簡単に出来るのが「尿タンパク検査」です。健康診断などで行われる尿検査でも「蛋白」と「尿糖」を検査する事が多いのでは?
尿蛋白が(+)プラスと表記されていれば陽性になります。ここで2+などと書かれていれば、確実に「あぁ、、どこか病気なのかな?」と心配になりますが、問題はプラスマイナスという表記だった時です。
尿タンパク検査の痕跡(こんせき)について
(+-)と書かれていると「プラスマイナス」ですから『プラスマイナスゼロ』で健康な状態だと思ってしまう方も多いんですよね。ここで覚えておきたい事は・・・
マイナスが健康で、プラスマイナスは、プラスほど悪くないけど、健康ともいえない状態だと認識した方が確実です。
自分は小さい頃からネフローゼだったのでプラスマイナスを「悪いもの」だと認識していました。呼び方もプラスマイナスではなく『痕跡(こんせき)』と呼んでいました。正直小さい頃は漢字も分からないのでコンセキという単語で覚えていたんですけどね(笑)
自宅でも使える検査紙は健康な状態だと尿に付けても「黄色」のままです。蛋白が出ていると「緑」が強くなります。これは小さい頃からずっと同じなので、この先も同じ色味で統一されると思います。
尿たん白試験紙ですが、とりあえず自宅のトイレに置いておくと便利だと思うんですが、湿気に弱く長期保存には向いていない用紙になります。気になることがあったらその時に注文するようにしましょう。数年放置するような事があれば、新しいものを買うのがオススメです。
尿が泡だって、その泡が消えない場合は尿蛋白を疑いましょう
小さい頃から病院の先生に言われていた事は「トイレに行ってオシッコをしたら泡立っていないかチェックしよう」です。いつもより尿が泡立っていて、その泡がなかなか消えない場合は蛋白が出ている可能性が高いと教えられていました。
実は、今回たんぱくが検出される数ヶ月前に尿が泡立っていた事がありました。もしかして…と思っていましたが20年くらい再発してなかったので大丈夫だろうと安心していたんですよね。あそこで気づくべきだった。
足のむくみ、顔のむくみ、尿の泡立ち、疲れやすい、などの症状が出たら腎臓の調子が悪い可能性があるので…検査用紙を買って試してください。もしくはすぐに病院に行ってください。大丈夫だったらそれでいいので、とにかく尿や便は汚いと思わず少し観察する事が大切だと思います。
塩分と蛋白尿の関係は?
蛋白尿になる事と塩分の関係は、塩分を多く摂取すると血圧が高くなります。これにより腎臓に負担がかかり、腎機能が低下すると血圧を調整する機能も低下するという悪循環になるので塩分を控えようという事に繋がります。とにかくささいな事でも気になったら病院で調べてもらいましょう。